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失われていく命たちへ

この記事を書こうかどうか本当に悩んだのですが、
自分の中で色々と区切りをつけるために書かせてもらう事にしました。

この記事に不適切な表現があったり、読まれた方に不愉快な思いを
させてしまう事がありましたら予めお詫びいたします。

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ふれあい会が開かれる前、千葉のセンターから12歳のゴールデンを
引き出すお手伝いをしました。

この子は、足先に腫瘍ができ歩行が困難になってきたという理由で
飼い主にセンターに持ち込まれました。

本来飼い主持込の場合は翌日処分が原則ですが、
センターに登録しているボランティアさん達が預かり先を探すという事で
1週間だけ処分を引き伸ばしてもらっていました。

その写真を見た時、その年齢、毛の色、頭の形、
全てが12歳で亡くなった先代ゴルのケリーを思い起こさせずにはいられないものでした。

センターのガス室では絶対に死なせたくない、
でも例え引き出したとしても、我が家で最期まで看取る余裕はない。

色々な方に相談し、ご迷惑をかけ、
そして個人で引き出して安楽死をさせる事を考えた時、
ハピラブのOさんが動いて下さったのです。

信じられない思いでした。

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引き出し当日、ハピラブのメンバーさん達と待ち合わせ
センターの中に入ると、冷たいコンクリートの上、
その子がぴくりとも動かずに、おしっこにまみれて横たわっていました。

目は黄色い目やにがびっしりとついて開けられず、
周りには血を吸い尽くし丸々と膨らんだダニが幾つも転がっていました。

一瞬見た時には「息をしているのだろうか?」と心配した位
まったく動かず、全てを諦めきっている様子でしたが、
センターの担架をお借りして、外に出してあげると
不思議そうに、戸惑うように、外の空気をクンクンしていました。

そしてOさんが持ってきてくれたヤギミルクを嬉しそうに飲み干して
やっとホッとした様な表情をしてくれたのです。

彼はOさんから愛生(あいる)という素敵な名前を頂きました。

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すぐにOさんが病院に連れて行って下さいましたが
検査の結果、メラノーマに侵されており、
重症の床ずれ、重度の貧血で採血さえままならなかったそうです。

出来る治療は薬で痛みを和らげることだけ。
そしてレスキューの3日後、虹の橋へと旅立ちました。

090501 blog2

愛生はOさんのおかげで、素敵な名前と一緒に暖かい部屋で最期を迎える事が出来ました。
Oさん、引き出しに動いて下さった皆さん、本当に有難うございました。

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そして先週末、本当なら今週引き出してあげられる予定だった
同じく高齢のゴールデンの男の子がセンターで亡くなったという知らせが届きました。

10歳位のやさしいお顔をした男の子でした。

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この子は新しい名前もなく、冷たいセンターの中で逝ってしまいました。

高齢になって見知らぬ怖い場所に入れられ、
どんな事を思いながら、この子は死んでいったのだろうと考えずにはいられません。

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でも、こんな辛い思いをしてセンターで亡くなる子はこの子達だけではないし
この子達が最初でも、最後でもありません。

新やジンジャーや、保護されて幸せをつかむ事が出来るのは
センターに一度入った動物たちのほんの一握りにすぎません。

日々センターに通うボランティアの方達は
命の選別をする辛い思いを押し殺し、無理やり感覚を麻痺させて
1頭でも多くの命を救うために頑張っていらっしゃるのだと思います。

この国の動物愛護の精神が、法律や国のシステムが変わらない限り
辛い最期を迎える動物の数も減らないし、ボランティアさん達の苦しみも減らない。

自分で預かる事ができない私は、いつも見て見ぬふりをすることしか出来なくて、
「ごめんね」と心の中で謝ることしか出来なくて。

でも今回ちょっとだけ引き出しのお手伝いをさせて頂いて、
本当にもう嫌だと何度も思いました。
あまりにも辛すぎるって。

でもハピラブの仲間に怒られました。
「こんな事で心が折れてたら、1頭も救えなくなる」と。

だから、どうしようもなく甘い私はこんな事でも沢山泣いてしまうけど、
これからも出来る範囲で保護活動のお手伝いを続けていきたいと思います。

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愛生君、センターで亡くなったゴル君、そして日々失われていく命たちへ、

今の私には見て見ぬふり、聞いて聞こえないふりしか出来ません。
ごめんね、許してね。

本当にごめんね。

COMMENTS

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人間皆兄弟???

人間と共に生きる犬達。目の前のつぶらな瞳達のぬくもりを感じる時、頭をよぎるのは、冷たい鉄格子のなかで震えていたラブのことが思い出されます。

決して、その場所には行かないと友人と誓ったけれど、その友人は今、引き出しの現場を担当。今5頭の犬と暮らしています。

辛いよねぇ。
思いつめると先へ進めません。
できる事からやろうという気持ち、大切です。
しかし、しかし
簡単に捨てられるその場所が、あるんですものねぇ。
人間皆兄弟なんて、うそっぱち!
同じ人間とはどうしても思えないですよね。

☆鍵コメさま

こんな文章を読ませてしまって本当にごめんなさい。
ずっと胸の中で重く溜まっていて、どうしても吐き出さずにいられませんでした。

どうして鍵コメさんが謝るのですか?
私は鍵コメさんの活動にいつもいつも感謝しています。

心が弱いのは私です。
もっと強くならなくてはいけないのも私です。
今いろいろな状況が難しくなってしまっている中
こんな私に何が出来るのか、また考えなくては。
一緒に頑張りましょう!

コメント本当に有難うございました!!

お邪魔します 読んでいて思わずコメントしました・・
高齢のゴールデン 穏やかな優しい子を処分に持ち込むなんて悲しすぎます  
最後まで看取るのが飼い主の責任だと思います 
愛生 暖かい部屋で良かった(^-^)

我が家にも7月に12歳になるゴールデンのモモがいます 穏やかで可愛い子です
モモは3歳の時放棄されて わが子にしました 甘えん坊で可愛い子です

我が家は大型犬2頭で手一杯で何も出来ないのですが・・
放棄される子が少なくなりますように  この子達を助けてあげてください
応援しています 元気を出してください!!


☆ラフィままさん

ラフィままさんのお友達は強い心の持ち主ですね。
私は本当に甘甘でダメダメで。
本当に何も出来ない人間なので、
新やジンジャーの顔を見るたびに
見えない子達に「ごめんね」と謝る事しか出来ません。
考え込んじゃいけないと思いつつ、
ちょっとしたペットロスを味わっています。

☆うさおママさま

はじめまして。コメント有難うございます。
モモちゃん、うさおママさんの所に来れて本当に幸せでしたね^^
モモちゃんを家族に迎え入れて下さって、本当に有難うございます。

我が家も新とジンジャーの2頭がいるので
お預かりが出来ないのですが、
別の方法で出来る限り多くの犬を救えるよう
頑張りたいと思います。

応援してくれて、励ましてくれて、
本当に嬉しかったです!
有難うございました!!

素晴らしいです!

見て見ぬ振りでも、聞こえないふりでもない
ですよ!
現実から目を背けないでいる事が、
その思いは届いているはずですよ!
全ての命を救えなくたって、
命を救うお手伝いと情熱を忘れない。。。
けりおんさんは立派です!!!!!!!
この2匹だけではなく、
どの子にも、天国に行くまでの少しの時間でも、優しい気持ちで送ってあげれたのなら、後は天国でケリーちゃんがこの子達の
お世話をかわりにしてくれてますよ!
ケリーちゃん達が暖かく迎えてくれてます



悲しい現実ですが、
目をそらさずがんばりましょう!

痛ましい話でしたね。
本当に悔しくて腹立たしくて…
何でそんなヤツが犬を飼う資格があるのか!と
憤りを感じて涙が出ます。

最近センターに足を運びます。
比較的綺麗な多摩支所ですが、
そこにいる犬とそして恐らく処分率の高い猫たちに、
目を合わせるのはつらいです。

命の選択はしたくありません。
でも、一頭でも多く救うためには、
そして私たちが出来ることは、今選択をするしかないんです。
私も謝ることしかできないですが、
その命を引き継いで、私たちがいろいろな人に知らせていくことが出来れば、
何もしなかったよりは少しはマシ。
そう思って、日々動いています。


愛生くんの事、
少し落ち着いたら記事にしませんか。
こんな子たちを救うために、私たちは頑張ってるんですよ。
今日は救えない命も明日は救えるかもしれない。
最近、この言葉が身にしみています。

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☆n田中keyさん

ありがとうございます。
n田中keyさんのお言葉に、
いつも本当に胸が熱くなります。

ここ数週間、もう何も考えたくないと何度も思ったけど
自分に出来る事を精一杯頑張らないと
何も変わっていかないですよね。

ケリーが彼らを温かく迎えてくれているのを考えると
本当に心が慰められます。
優しいお言葉、本当に有難うございます。

☆くみさん

高齢の子の飼育放棄が相次いでいて
本当に辛いです。
若い子はまだ他の団体が救ってくれるかもしれないけど
高齢の子を引き出すのは本当に覚悟がいる事ですものね。
引き出しても助からない、里親が見つからない、
医療費もかかる、
でも自分では何も出来ないくせに
高齢の子ほど何とかしてやりたいと思ってしまいます。
本当に甘いな~、私は。

愛生君の事は、私はお手伝いしただけですので
oさん達の許可があったら、
いつかきちんと話をお聞きして記事にしたいですね。
出来れば全ての保護犬の事を。

とりあえず今は何とか新規で引き出せるよう
知恵をしぼって頑張らなくては。
17日頑張りましょう!

☆鍵コメさま

ちびちゃん達のお世話お疲れ様です。
お手伝いできないなんてとんでもない!
いつもいつも頑張ってらっしゃるじゃないですか。
本当に有難うございます。

本当にこの国は何なんでしょう?
今の私に出来る事は、保護犬達の事をより多くの人に知ってもらえるよう
お手伝いする事だけなので、無い知恵絞って頑張ります!

こういう子達がいた事を知ってもらう事が供養になるといいなと思います。

助けられるのであれば、本当にみんな助けてあげたいですよね。
でも、それは無理で。
私も選別してしまいます。
個人でするには限界もあるので。
でも少しずつでも前進していると思っています。
どうか、前向きに頑張って行きましょう。
天国に行ったワンコたちに恥ずかしくないように。

☆チャキママさん

紅子ちゃん里親さん決定おめでとうございます!
チャキママさんのお陰で、
沢山の子が幸せを掴んでいきますね。
本当に大変な事だと思いますが、頑張って下さい!
私もチャキママさん程の活動は出来ませんが
一人でも多くの人に失われていく命の事を
知ってもらえるように頑張ります。
一度ゆっくりチャキママさんとおしゃべりしたいな~。

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